事例

最高級ブランドは1本1万円。アスパラガスの農園長にAIエンジニアが就任

高級スーパーから旅館や飲食店まで、直接シェフが買い付けるブランドアスパラです。地元の自然の恵みを活用し、土づくりにこだわった独自のノウハウと発酵肥料「秘伝のタレ」により、毎年お客様から指名される、他にはない味を実現しています。

需要に対して、生産が追いつかない。そんな農園オーナーの声を受けて、terravillaは生産拠点の拡大をするための戦略的パートナーシップを開始しました。

どうすれば、生産拠点を拡大しても、独自の味を守れるか。その鍵は、日々刻々と変化する自然環境に対して、農園長が下す「判断」にあります。天候や土の状況を把握しながら、その状況に応じて適切な肥料や水やりを行う。職人の勘とも言える判断をシステム化することは至難の業です。

そこで登場するのがAIです。経験豊富な農園長と会話しながら、日々の「判断」を学習していきます。そのノウハウに加えて、全国のトップクラスのアスパラ生産者の手法や、学術的な情報をも学びながらterravillaのAI「圃助 / hoske.ai」は、日に日に農園経営のプロに近づいていくのです。

この仕組みを開発するために、AIの専門家がブランドアスパラの農園長に就任。日々、実際の現場でテストしながら、農業の未来を変えうる hoske.ai の開発に取り組んでいます。経験豊富な農園長が全国の圃場を監修できる仕組みをもとに生産拠点を拡大します。そして厳しい基準を満たすものをブランドアスパラとして販売する構想です。

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