"お金を出しても、原材料の
買えない時代がついに来た"
誰もが知る大手調味料メーカーの仕入れ責任者様の切実な声です。こうした供給不安定の背景には、高齢化し後継者のいない産地で、急激な気候変動に対応しきれない農業の課題があります。
気象の変化が急激に起こることで、野菜から穀物や果物に至るまで「産地」が変化しています。美味しく作れる産地が北上したり、これまで育てられなかった作物が育つようになったり。こうした変化への生産側の対応が必須ですが、新たな気候に対して代々続いてきた農業のあり方を変えることは簡単ではありません。
2060の本州等の水稲収量
8~15% 減少
地球温暖化が日本の農林水産業に及ぼす影響に関する予測研究事例等(農林水産省令和7年)
農業のあり方を変化させるのには、設備投資や苗木の更新など、時には10年単位の長期視点が必要です。そこで立ちはだかるのが、農業従事者の高齢化の課題です。農業従事者の平均年齢は70歳にせまっています。「変化の必要性を感じるものの、自身の体力と年齢の限界を感じる」という声が全国各地で聞こえてきます。
農業従事者の平均年齢
69.2歳
基幹的農業従事者(個人経営体)の推移農業経営をめぐる情勢について(農林水産省、令和7年)
多くの農業従事者には後継者がいないという課題もあります。農業で持続的に生計を立てられないから農業を継げない。後継者がいないから持続的な農業に向けた投資ができない。この鶏と卵の課題を抱えているのが現在の農産業です。これらの課題が複合的に重なり、原材料調達不足のリスクが高まっているのです。
後継者不足の農家
72%
農業経営をめぐる情勢について、農業後継者の確保状況(農林水産省経営局、令和7年)
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